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トランジスタをちょっとだけ考えましょう。
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増幅回路の王道、定番、主、カトちゃんといえばトランジスタが思い出されます。
難しいことは置いといて、簡単にこのトランジスタを考えてみましょう。
専門的なことはあらゆる本が出ていますので、そちらで、、、。

・トランジスタの種類

大きく分けてトランジスタには3つの種類があります。
NPNトランジスタ、PNPトランジスタ、FETです。
FETは別のほうで説明するとして、ここではNPN,PNPのトランジスタを主にしていきます。

記号で言えば、これがNPNトランジスタです。
で、これがPNPトランジスタです。
矢印が付いている足がありますよね、これを”エミッタ”と言います。
それと相を成す足が”コレクタ”。
それらとは逆の真ん中の板状のものに垂直に刺さってるものが”ベース”
と言います。
NPNとPNPのトランジスタは基本的には電流の流れ方が逆になっているだけです。
(基本的にですが、、、)
基本的な違いはこれだけです。

・トランジスタは「プッチンプリン」

上記のトランジスタのベース、コレクタ、エミッタ間の関係は、、、、。
簡単に説明すると、コレクタからエミッタへと電流が流れるのですがその際に先ほどの
ベースから入ってくる電流でこれを制御できるんです。
ですからベースから何も入ってこない状態では、コレクタ、エミッタ間には電流が流れな
いのです。
ちょっと思って下さいね。「プッチンプリン」って封を開けて逆さにしてもプリンが落ちて
こないですよね。
で、そこのポッチを折るとそこから空気が入ってプリンが出てきますね。
そのポッチの穴からの空気がベースから入ってくる電流です。(ちょっと無理あり)
では図で考えてみましょう。
この場合NPNのトランジスタでやってみますね。

先ほども書いたように、コレクタからエミッタに流れる電流はベースからの電流に制御されます。
コレクタからエミッタに流れる電流をIC、エミッタから流れ出す電流をIE、ベースからの電流をIBと言います。
この図からはIEにはICとIBを足したものが出てくるのですが、実際にはIBはとても小さな電流なので、無視します。
「プッチンプリン」では、ポッチを折らないと上部から吸気が入ってきませんね。
要するにIBがない状態でこの状態では、コレクタからエミッタに電流が流れません。
で、ポッチを折ると穴が空き空気が入ってきてプリンが落っこちてきます。
この穴から入ってくる空気の量がIBと考えれば、よく似た感じだと思いませんか?
当然の如く、この穴を大きくすればプリンは意気よいよく(素早く)落ちますよね。
プリンを落とすために必要な穴からはいる空気は、微量なものですがプリンをカップから落とすのには必要です。
この辺りも似ていますね。ちょっと無理がありますが、この状態が増幅の動作です。

トランジスタは基本的に「このような増幅作用がある」とだけ分かっていればどうにかなります。
ただ、回路を新規で設計などする場合はトランジスタをうまく動かす(またはずらす)等の問題があります。
詳しくはまた追々、、、。
トランジスタは動作が単純なかわりに、自分が思っている動作をさせるにはそれなりの知識が必要になってきます。
何台かエフェクターのコピーをしてみて、「何となく分かってきた」と思うようになったらその時に"BOOK"のページでもご紹介している参考書をお読みになられたら良いと思います。
最初から難しい本を読んじゃうと「パニック」になりかねないので、、、。

トランジスタをちょっと難しく書くと「ベース、エミッタ間に流れる電流をを監視し、その電流の数十倍から数百倍の電流を流れるようにコレクタ、エミッタ間の電流をコントロールしている」という事です。
この辺が、何となく分かっていれば参考書に突入しましょう。


基本的なトランジスタの回路を、、、。

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